1太陽の光と風を上手に取り入れ、心地よい暮らしの場をつくっています。


●光が入る家
造居の家では、季節の変化や時間の流れを感じられます。家の中に光がよく入るからです。
できるだけ広い範囲を明るく照らすため、2階の窓から入った光が吹き抜けを通り、1階の奥深くまで届くようにするなど、さまざまな工夫を凝らしています。
光が差し込むのは南側の窓だけではありません。造居は北側の窓が果たす役割にも注目しています。北から入る光はやわらかく、人の心を落ち着かせます。そのため、余裕を持って朝食を楽しむためのダイニングや、1つのことに集中して取り組むための書斎や子ども部屋に北側の窓をつけるのも効果的です。

●風が通る家
家をつくるときには同じフロアの空気の流れはもちろん、1階の窓から2階へと立体的に通り抜ける風を考えることも大切です。人は足元から吹く風を心地よく感じるためです。
下から上に向かう空気の動きは、暖かい季節の温度調整にも役立ちます。自然の風によって、暖められた空気を2階の窓から押し出し、室温を快適に保つことができます。
造居では設計プランニングの段階で通風シミュレーションも行っています。

2小さなエネルギーで快適な家。


わずかな冷暖房エネルギーで暑くもなく寒くもない家をつくることは、持続可能な社会を実現するための重要なポイントです。また、家に住むご家族にとっても、光熱費の節約や暮らしの快適性、健康、結露の抑制による家の長持ちなど多くのメリットがあります。

■造居の省エネルギー性能
●日射のコントロール
造居がつくる家bio house H(びおハウスH)は、日本の伝統的な家のように軒(のき)が深く、夏の直射日光を遮ります。その反対に、太陽高度が低くなる冬には日光が室内に差し込み、日射熱を得ることができます。
このような日射のコントロールによって、夏の冷房や冬の暖房の効果が高まります。

●断熱性・気密性
家の断熱性能を高めることで、屋根や壁、窓、床を伝わって熱が逃げにくくなります。また、気密性能が高ければ、暖かさや涼しさを失わせる空気の流れを遮ることができます。
造居ではbio house Hを建てるとき、断熱材を隙間なく施工できるコーチパネルを採用するなどして断熱性・気密性を確保しています。


■省エネルギー化のメリット
●エネルギーコストの節約
日射を制御し、断熱・気密性能が高い家は冷暖房に使用するエネルギーを抑えられるため、光熱費を節約できます。
造居では、冬の太陽の暖かさや夏の夜の涼しさといった自然のチカラを効率よく利用する「びおソーラー」を取り入れているため、エネルギーコストをさらに下げられます。

●快適・健康
省エネルギー性能が高い家では、年間を通して暑さや寒さを感じることがなく、快適です。また、居室やお風呂、トイレなど場所による温度差が小さいため、寒さで急激に血圧が上がるヒートショックのリスクが減少します。
住宅の省エネ性能を高めれば、ご家族の身体への負担やストレスが抑えられ、健康的な生活を送れるようになります。

●長持ち
断熱性が低い家で暖房を使用すると、室内の水蒸気が冷えた窓や壁に触れ、結露することがあります。また、気密性が低い家では、室内の温かい空気と外の冷たい空気が交わってしまい、結露を引き起こします。
結露は家を腐らせる原因の1つです。家の断熱性と気密性を確保して結露を防ぐことは、家の長持ちにつながります。

3大きな地震と繰り返し来る余震に耐えるコーチパネル工法を採用しています。


よほど古くて耐震性が低い家でもない限り、1度の地震で倒れることは考えられません。しかし、大きな揺れで家の構造フレームが緩んで耐震性能が奪われ、続く余震で倒壊してしまうことがあります。
その点、コーチパネル工法で建てられた家は繰り返し起きる余震にも耐えられます。


■有名ハウスメーカーも採用しています
コーチパネルは家の「耐力壁」として使う高耐震パネルです。
耐力壁とは木造の建物が地震に耐えるときに大きな役割を果たす壁のことです。
コーチパネルは浜松市の会社が最新設備のある工場で製造している工業製品。有名ハウスメーカーや全国の工務店に採用されています。

■強さの秘密はモノコック構造です
コーチパネルは地震の力を分散させ、パネル全面で受け止めます。
また、多数の釘で止めてあるため粘り強い構造です。
コーチパネルは震度6強~7クラスの地震で壁にかかる力1.7tに耐えるのは当然として、それを超える2.2tにも耐えることが実験で証明されています。

■強い本箱のようなつくり
コーチパネルは柱と柱の間にはめ込んで使います。そうすることで家の構造フレームにがっちりと固定されます。
例えるなら、本箱の背中に背板をただ張り付けるのではなく、本箱の内側に組み込むようなつくりです。
このような構造の強さを経験からご存知の方も多いと思います。
私も解体現場の手伝いでいろいろな構造物を壊すうちに、「こういうつくりだと壊れにくいな」と強さを実感していました。それが造居でコーチパネル工法を採用した理由の1つです。

■100年先まで守ります
コーチパネルそのものの強さと粘り、そして家の構造にはめ込んでモノコック構造とする工法によって、震度6強~7クラスの地震に耐え、繰り返し来る余震にも耐えられる家ができ上がります。
コーチパネルを採用している造居のbio house Hは、大切な家族と暮らし、財産を100年先まで守ります。