家づくりノウハウ
ほかにはない物置をつくります
造居の家づくり
念入りに新生活をシミュレーションして、収納をしっかり考えて家を新築しても、やはり欲しくなるのが物置です。
こんにちは。造居の小澤です。
いったい、どのようなものを外部の物置に収納したくなるのでしょうか。
私の経験やお客様からご相談いただいた事例から考えると、次のようなものです。
●自転車
●雨具(かっぱ)
●ガーデニング用品
●地域の草刈りで使うカマ
●灯油やガスカートリッジなどの危険物…など。
外で使用して汚れるものや、庭で作業をしているときにサッと取り出したいものが多いですね。
■家になじむ物置をオーダーメイド
お客様から「既製品の物置では味気ないから、造居さんオリジナルの物置をつくってほしい」などと言っていただけると、とてもやりがいを感じ、工夫をこらしてつくらせていただきます。
例えば、あるお客様のお家では質感までこだわった物置を完成させました。
そのお客様はものづくりがお好きで日曜大工も楽しまれる方です。ものの素材にしっかりとした知識とこだわりをお持ちなので、テレビCMで見るような大量生産の物置を使いたくないというご希望はよく分かりました。
そこで、私がご提案したのは、「家の雰囲気になじむ物置」でした。工夫したのは、物置の屋根の勾配を家の屋根とそろえたことや、物置の外壁に杉板を採用し、ナチュラルなテイストに仕上げた点などです。ちなみに、杉板は職人さんではなく私が自分の手で張らせていただきました。
物置の入口前に庇(ひさし)があるので、直射日光を避けてちょっとした作業をするときに便利です。
手前味噌を並べて恐縮ですが、お客様のご期待に応えられるよい物置になったと思います。
■書斎 兼 物置というアイディアも
在宅ワークに注目が集まる今、コンパクトな離れ家をつくり、書斎 兼 物置として使うアイディアもあります。
物置専用としてつくる建物よりも屋根の遮熱対策などをしっかりと施せば、ある程度の居住性は確保できます。
普段生活をする家(母屋)からほんの少し距離を置き、小さな空間に身を置くことで集中力が高まります。週末にDIYを楽しむスペースとして活用するのもいいですね。
既製品ではないオリジナルの外部物置や、その応用としてのコンパクト書斎に興味をお持ちの方は、ぜひご相談ください。