お客さまの「あったらいいな」をチャンスに変える

造居の家づくり

「こんなものが、あったらいいですね」というご提案をお客さまからいただくことがあります。例えば、内装や収納についての小さな工夫などです。

もし、そのご提案の内容が私にとって初めてだった場合、とにかく自分でやってみることにしています。

こんにちは。造居の小澤です。

 

■図面になくてもつくります

家の建築工事が進んでいる中で、図面には載っていないアイディアをお客さまからいただくことは、よくあります。

この前は、トイレ内のカウンター・手洗いボウルに面する壁に貼ったタイルの仕上げについてのご要望がありました。

タイル仕上げから壁紙仕上げに変わる境目(見切り)に「アクセントとして木を使いたい」とのことでした。

試しに境目に細長い木を当ててみると、良い感じに!

ただ、見切りの木を入れるだけではつまらないので、かわいい小物が乗せられる奥行きの小さな棚のようにすることを私からご提案。お客さまのOKをいただきました。
 

■自分で作業するのが好きです

それほど大掛かりな作業ではないため、大工さんを呼ぶほどではありません。

そこで、自分で手を動かしてつくることにしました。
 

■見栄えにこだわります

私が気になったのは、小さな棚にもなる見切りの木の厚みでした。

もともと厚さ20mmの木材を使ったのですが、厚過ぎて見た目に満足できません。

そこで、木の一部を削ぎ落とし、壁に接する棚の根本部分は厚み20mmで、壁から離れるにつれて薄くなるように加工しました。

取り付け方も、外見を考えるとビスで打つわけにはいきません。

既に貼られていた壁紙の一部をはがし、接着剤とシリコンで木を固定しました。

作業を完了してからお客さまにお見せすると、「あ、すごいですね」と工夫した細かいポイントまで気づいて喜んでくださいました。

そういったお客さまの反応は、励みになりますね。
 

■とにかくやってみます

お客さまからいただくご要望やアイディアは、建築のプロにはない発想であることが少なくありません。

そのようなアイディアをいただいたとき、「それはとても良いものが生まれるかもしれない!」と挑戦してみることが大切だと思っています。

もしかすると、思いがけずよいものが生まれて造居の標準仕様になるかもしれません!

ご要望をいただくのは、工事が始まってからでも大丈夫です。「こういうものが欲しい」「こんな感じにできませんか?」という声をどんどんお寄せください。