家は風景の一部。だから屋根の向きも大切にしています

造居の家づくり

家はその地域の風景の1つになります。ですから、私は家を建てるときには風景に溶け込んだ家の姿を思います。
例えば、屋根の向きについても心がけていることがあります。
こんにちは。造居の小澤です。

屋根の向きを道に合わせる
今回お話しするのは、切妻(きりづま)屋根の家のことです。
切妻屋根とは、本を開いて伏せたような2つの斜面からできている屋根です。切妻屋根を持つ建物は切妻造りと呼ばれています。

平入(ひらいり)と妻入(つまいり)
切妻屋根を伏せた本に見立てたとき、本の背表紙に当たる部分に家の棟木があります。
建物では、この棟木と平行な側を平(ひら)と言います。
棟木と直角になる側を妻(つま)と呼びます。
ほとんどの住宅では平の方が妻より長くなっていますね。

ここで、昔ながらの町家の並びを思い浮かべてください。
出入口が平側にある家が多いと思いませんか?
これを平入(ひらいり)と呼びます。
建物の妻側に出入口があるものを妻入(つまいり)と言います。
日本の建築では一般に平入が多いと言われていて、静岡県内にも名残がある旧東海道の宿場街には平入の家が並んでいます。
ただ、地方によっては妻入の町家や農家が主流だったところもあるようです。
また、神社建築には大社造(たいしゃづくり)や春日造(かすが)など妻入の伝統があります。

造居は平入を原則にしています
造居が家を建てるときには、平入にすることが多いですね。
もちろん、そうしなければならないルールがあるわけではありません。
建築基準法に則っていれば妻入でも問題なく、実用面にも影響はありません。
それでも、家が町並みの一部になることを考えると、屋根の向きと道路の向きを合わせることを原則にしています。

造居が心がけている家のプロポーション
また、造居では家を外から見たときのプロポーションを重視しています。
具体的には、家全体のバランスを考えて棟高を抑えることを基本にしています。
家が低く見えることで、外観の印象が落ち着いたものになります。
建築に詳しくない方にとっては感覚的な話かもしれませんが、ハウスメーカーなどが建てる家と造居の家を見比べていただければ、その違いがはっきりとおわかりいただけます。
お住まいになるご家族がいつまでも家を「いいな」と思っていただくためにも、プロポーションは大切なポイントです。