敷地の境はできるだけ自然に近いカタチに

造居の家づくり

敷地と敷地の境は、できるだけ自然に近いカタチがよいと考えています。
こんにちは。造居の小澤です。
 

金属フェンスやブロックはあまり使いません
 
造居が手掛けたお家の施工事例をご覧いただくと、人工的で大掛かりな外構があまり見られないことにお気づきになると思います。
具体的には、敷地の境に立つ大きな金属製のフェンスや、ブロックの高い仕切りなどを採用した事例はほとんどありません。

仕切りがなく、つながっているのが理想
 
私の理想を言えば、自分の敷地とお隣の敷地の間に仕切りがなく、全部が芝生でつながっているような環境がいいですね。土地が広い外国の庭のような感じです。
もちろん、日本でそこまでの広さの土地はなかなかありませんし、ある程度は仕切りたいという考えもあるでしょう。
そのような事情を考慮しても、できるだけ自然に近くフラットな境にできれば…というのが私の望みです。

建築の世界には、自然のカタチを変えて人工的なモノをつくることが好きな人が多いと思われるかもしれませんが、「フェンスや塀は嫌だ」という建築のプロは多いようです。
私も設計事務所で働いていたとき、街並みづくりのコンペに参加したことがありますが、そのときは地境をはっきりさせない街並みをデザインしました。

土地を区切っているのは人間の都合で、当たり前ですが虫や動物は自由に行き来しています。人間だって、お隣さんの土地にちょっと入るくらいはお互いに許容してもよいのでは…と思ってしまいます。
 

つくるなら木製の柵や植栽がお勧めです
 
実際には、ある程度の柵や塀をつくるお客さまが多いのですが、造居ではそれらにできるだけ自然の素材を使うことをお勧めしています。
金属製の立派なフェンスで区切るより、木製の柵を控えめにつくった方が家の周りの印象がやわらかくなり、暮らす人の心にも余裕が生まれます。もちろん、柵の代わりに生きた木を植えられるなら素晴らしいですね。

自然の素材を使った柵で問題になるのは、メンテナンスです。いくら木に防腐処理を施しても、やはり10年から15年もすれば交換が必要になり、その都度費用がかかります。植木の場合は定期的な剪定の手間や費用がかかります。
これらのコストも含めて魅力を感じてくださるお客さまには、自然に近いカタチの地境をご提案しています。