造居のbio house Hには“匠の技”が活かされています

造居の家づくり

造居がbio house H(びおハウスH)を建てるときには、大工さんの伝統的な技術も活かされています。
こんにちは。造居の小澤です。

今回も、造居が建築工事をお願いしている大工さんの1人、松村賢之さん(松村住建、一級技能士)のお話をお届けします。

――住宅に使う木材を工場で加工する「プレカット」ではなく、大工さんがノコギリ・ノミ・カンナで加工する「手刻み」の面白さはどこにありますか?

道具を使って刻む作業は何年やっても熱中できますよ。例えば、今ちょうどカンナをかけているところですけど、この作業1つとっても奥深いんですよ。カンナと木の摩擦で光沢が出るところも、ヤスリとは違いますね。
ほかにも面白いポイントはたくさんあるんですけど、達成感があるのは柱・棟・梁などを一気に組み立てる建前(上棟)ですね。それまでコツコツと刻んできた木がしっかりとはまったとき、一通りの仕事が終わったと実感しますね。

――これまでに手刻みで建てた家はどれくらいありますか?

他の会社からプレカットの建築を請け負うとき以外、自分がお客様から直接いただく仕事は刻むようにしています。これまでに20棟くらい手刻みで建てましたね。

――手刻みをできる大工さんが減っていると言われますが、技術の継承はできていますか?

袋井市や森町の10人くらいの大工でつくる「木遊舎(もくゆうしゃ)」という集団があるんです。僕も入っているんですけど、みんな手刻みをやる大工です。弟子を取っている人もいて、技術を受け継いでいけるように頑張っています。
それから、今回の仕事のために加工場を借りている製材・木材販売・建築会社の有限会社アマノさん(周智郡森町一宮)には、手刻みをやる大工が集まってきますね。アマノさんは材木を乾燥機にある程度かけてから自然乾燥させています。そのおかげで木の色味がとてもキレイで、手刻みにこだわる大工が化粧梁に使いたくなるような木が手に入るんです。

――造居のbio house H(びおハウスH)を建てるときには、大工さんとしてどのようなやりがいがありますか?

bio house H(びおハウスH)は長寿命で高性能なので、何よりお施主様のためになる仕事ですよね。あと、造居さんは内装や造作家具にいいものを取り入れようというこだわりがあるので、大工の技量を存分に発揮できますよね。僕も「いいものをつくろう」って意気込んでやってますよ。